今関 知良「今関さんちの自給自足的生活入門」

今関さんちの自給自足的生活入門

今関さんちの自給自足的生活入門

抜粋

P26
 初めての大豆作りの時は、蒔いたタネの半分以上もハトに食べられてしまい、惨々な結果でした.食べられないようにと、キラキラ光る防鳥テープを張りめぐらしたのですが、驚くどころかテープの下をくぐってタネを食べてしまうのです
 翌年は釣りに使うテグス
なぜか半分以上の糸は夜のうちに切られてし圭い、効果半減でした(切られるところは見ていませんが、いろいろな人的推測では夜行性の動物だとのこと)。
こんな程度の収はではどうしようもありません。「大豆作りはハトとのタネ争奪戦に勝たないかぎり無理だ」と思い知らされたのです 次に試みたのは苗を作って定植するという方法でした 。1メートル幅で長さ10メートルぐらいの短附状の畝を作り、2,3センチ問隔でタネを蒔き、ハトに入られないようにトンネルネットをかぶせました。しかし節気あるハトが決死の覚悟で入ってし圭ったのです しかし、脱出する場所を忘れ、逃げ道を探しているうちに、足、羽がネットにからまって動けなくなり、猫などに襲われてしまいました ネットはズタズタにされてしまいましたが、大部分のは無事でした 大豆の生長は早く、3週間たらずで植えられるほどにし大きくなりました  

P28
ハウスは外より温度が高くなるので、乾燥は早く進みました クリスマス前後に脱殼です
ヒモをばしき、ニ本ずっ左手に持って、布団叩きの棒で叩くと、マメが飛び出してきます
ゴミや殼との選別は、はじめは編み目になったコンテナの底で人ざっぱな選別をしますが、最終的にはトウミを使います トウミはマメを上から落とし、横から風を送って、大豆より軽いゴミを吹き飛ばし、豆とか土の塊、石などは真下に落ちるようになっているのです こうしてゴミを除かれ豆は、さらにシートに広げて、土、石、重いゴミなどを手で.一つひとり取り除きます。

これで安心はできません 大豆を食べる虫が必ずどこかに潜んでいるからです このまま袋に人れて保存していますと、数パーセントは虫食いで、豆に小さな穴があけられてしまうのです 
だから快晴の日を選んで、もう一度干してから、保冷庫にしまうようにしています

P160
ところが はざ作りはなまやさしいものではありませんでした 稲をかけて干すためのものですが、わたしが作った「はざ」は稲をかけると倒れてしまったり、またうまくかけることができどとしても、少しの風が吹いただけで倒れてしまうのです 

P161
農協のライスセンターで籾摺り

P162
一輪管理機 使って15年故障なし
草刈り機