宮内勝典『惑星の思考』


惑星の思考―“9・11”以後を生きる

惑星の思考―“9・11”以後を生きる

普段は本を1冊読んだ後にこうしてネット上に記録を残すんだけど、
読んでいる途中で気が付いたことがあったのでメモしとく。

今住んでいる京都府内には京都府立図書館と京都市立図書館という大きな図書館があって、この二つの図書館の蔵書をチェックすれば過去に発売された本はたいてい読める。
それだけ沢山蔵書があるし、どっちの図書館も毎日人で混雑している。

今回この本は京都府立図書館にリクエストして借りたわけだけど、この本の読者の第1号は自分みたいだ。しかも、今日の時点で、予約[今読んでいる人が読んだら今度自分が読めるようにする手続]をしている人がひとりもいない。

図書館に新刊を予約すると、どんなに早くても発売から2,3ヶ月待たされるのが普通だ。それで、難しい専門書なんかじゃなく普通の人でもすらすら読める一般の新刊書は、発売になってすぐ、図書館に予約が何件か入るもんなんだ。

それが、府立図書館に予約している人がひとりもいない。
ましてや、府立より蔵書のそろいがいい市立に至っては、まだ入荷していない。
つまり、「読みたい」と予約した人がひとりもいないということだ。
150万都市の京都市でひとりも図書館に予約しなかったのか。
そんなに人気のない作家だろうか、この宮内さんは。

本自体の感想。
本の8割はインターネットサイト『海亀通信』をすこしいじっただけで、すでに読んだ文章だから、そんなに新鮮じゃない。本の後半にくっついている書き下ろしの南アジアの旅行記はまだ未読だが、楽しみ。ただページを飛ばさずに順番に読んでいるところ。今晩中か、明日中には完読予定。